当店のオールド楽器：

現在、工場製の新作楽器でも最高ランクの物は１５０万円を超える物すらありますが、一度１００年以上経ったオールド楽器の音に慣れてしまうと、その魅力からは離れる事ができないと言われています。オールドは遠鳴りするため、耳に負担が少なく、長時間演奏しても疲れない、などの特徴があるため、プロの演奏家のほとんどが使用されているのも納得できます。ただ、古い楽器はコンディションなどで問題がある場合があり、多くの方は購入する事に不安をお持ちと思います。

その点、当店のオールドは、値段が比較的安い物でも、奇跡的にまったく必要が無いという稀有な場合をのぞき、すべて完全レストア済です。

入荷した楽器は、オープンして内部の剥がれ、割れ等を徹底的に直し た後、必要に応じてバスバー等の交換、ネックの幅、厚み角度等を確認してからの指板の交換、糸巻穴の穴埋め、ニスのレタッチ等を行い、駒、魂柱、弦巻き等を交換 しています。その結果、すべて新作とほとんど変わらない使用感と安定性が望めます。特に１９世紀Mittenwaldの Neuner&HornsteinerやBadderなどは、完全手工品で材料が良質、音の良い物が多いですが、内部の造りが雑なので、必ずオー プンして細部を修正する必要があります。一般に出回っている物では、コストの面からここまで徹底してレストアしてある場合は少ないと思われます。
そのようなわけで、当店のオールドは安心してその深みのある音を楽しんでいただく事ができます。